Monday, July 17, 2023

指使い

 ほんとうに褒められたものでは無い。


子供の頃の先生と、大人になってからかなり長くお世話になった先生は、寛容だった。「変わった指使いね」「こっちの方がいいんじゃない」とか。


大人になって習ってみた先生の中には、「最初に弾いたときと指使いが違う!!」「何でそんな間違えそうな指使いをしてるの!?」「一度は楽譜に書いてある通りに弾いて!!」「これはこれで弾いて!!(書き書き……)」というような方々もいた。たぶん、いい音大に行って留学してとか厳しい状況で演奏されて来た方々だからだと思う。そういう先生にはすぐに習うのをやめた。勉強になることも有ったけど。


最近、気付いたことには。


1. 楽譜に書いてある指使いが、実は目に入っていて、転んでしまう。

 原典版でも書いてあるから、従わないといけないのか、よくわからないんだけども。

 自分はそれを見ていないはずなんだけど、数字が実は視界に入っていて、脳みそで処理されて、転んだりする、ようで。

 数字を鉛筆で黒く塗りつぶしてみた。


 先生が書いたものも、実は自分の手には合わないと思ったから、消せるものは消して、消せないものは塗りつぶした。


2. いい指使いを見つけて、それで弾いた方がいい。

 まぁ、あの先生方が言いたかったのは、そういうことなんだろうけど……。


 ジャズの先生に習ったときに、アドリブは、大抵は有名なピアニストの真似から入るんだけど、「自分の上手くいったものを再現できる」ようにするのがいいと言っていた。(アドリブは結局出来ず)

 上手く弾ける時と弾けない時があると思ったときに、それを思い出して、上手く弾けたときはどうやったのか思い出してみたり。

 和音、旋律、拍の関係で、これがいいのかもなぁと書いてみたり。


弾きにくい所

何回弾いても、あぁ~……という箇所は、指の問題ではなくて、脳みその問題だと思っている。


指練習的には、

1. 符点を付ける。

 符点が付いている音で押して(押すっていうのは表現が良くないかもしれない。”脱力~!”とかいう点で。強く落ちる)、旗が付いている音はついでに鳴るくらい。

 というのを教えて頂いたこともあるが。

 なんちゃってジャズっぽく弾くのも、面白い。

 1234のうち、24を聞いていない・把握していないこともある。 3を聞いていない・把握していないこともある。そういうのがわかるようになったりすると思う。

2. スタッカート。

3. ひたすら全部レガート、次の音を押すまで前の音も押している。

4. 和音として捉える。

5. 大きな音、強い音。

6. 逆に、音を出さない、ほとんど聞こえないくらいの音。

7. 平たい指、丸めた指、ほとんど動かさない、落とすだけ、その他。

8. 声部をばらす。右を両手で弾く、左を両手で弾く、バスに他の声部を一つずつ合わせる、他。


練習ではないんだけど、

1. 指使いの番号

その番号通りにひくべし、というのがあるのかもしれないけど。

目は意外と色々みている。番号が目に入ったがためスッコロんでいることがあると思ったことがある。それで、鉛筆で塗りつぶしていることもある。



こんなのやっても、ようわからん、ことも有る。



対策

1. とりあえず、弾かない。しばらく、置いておく。

 いまいちなタイミング・ノリ・うたい方・癖を忘れると、すんなり弾けるときがある。


2. 逆回転。

 その小節や箇所を、一音ずつ、後ろから弾く。

 (まとまった塊ずつ、後ろから弾く、のではない。これだと、推測が効いてしまって、効果がいまいち)

 指は、前から弾く場合の、いつも通りの指。

 (この指使いは、前から弾くときには適しているが、末尾から弾くときは弾きにくいこともある。弾きにくいけど、そのまま一回は弾いてみる。末尾から弾くことで、もうちょっといい指使いが見つかることもある)

 片手ずつでもいい。

 両手でやると、タイミングがつかめるようになる。

 タイは、伸ばし始めの音で押す。(タイの後ろでも鳴ってはいるけど、そこでは押さない。押すタイミングは、その音が楽譜で最初に書かれた場所)


3. 同じ作曲家の、今はあまり弾けない・練習してない曲を弾いてみる。

 その曲は弾きにくいが、何かわかったりもする。


4.これが最初に来るべきだったかも。

音を出さないで、

楽譜をみながら/あるいはみないで、

声を出して/頭の中でうたう、

あるいは、指だけ動かす。


但し、音が鳴ると弾けなくなる場合は、逆回転がいいかもしれない。

なんていうか、その音の組み合わせはちょっと(初めてです、自分にとっては不快です、この曲の中では異質です、など)ということがあって、弾けなくなっていたのかもしれない。原因がわかれば、次からは弾けたりする。


5. 音無しで、YouTubeで(超有名な超上手そうな)ピアニストを見る。

手や体の動き、構え。

オーラ。

心構え、気構え。

ノリ。




あと、体。

デスクワークで全身が痛くなって、Gyrotonic🄬に通っていたことがあって、武道好きな先生に体の各部がどう動くか丹念に教えて頂いた。
今は通っていないけれども、教わったこととかしている。あとは、簡単なところではスワイショウとか。
ピアニストが丹田や仙骨のことを気にするのかどうかは知らないけど。
指ばっかり考えても。大人に習って長くお世話になった先生は「指はこのくらい」とわたしの手の平の上で指を動かしているのか動かしていないのかして見せたり、先生の手首を触らせたりしてくださった。「上手い人は仙骨で弾くとか言う」とおっしゃっていたような。

それと、食べ物について、何食べてもいいんだったら、野菜や果物と甘い物を食べて、コーヒーとお茶を飲んでると思う。でも、それだと心身共に動かなくなるので、米、魚、肉、味噌、塩、その他食べるようにしている。


Monday, July 3, 2023

J.S.Bach Italian Concerto









1.

I used 444hz.
I practiced with the metronome of 77.
I felt groove, joy, bounce, and a high or silence space. 

I played usual piano sound, however, 
I selected harpsichord 2 in KAWAI CA9500 GP in the recording.
I missed tones sometime and felt nervous, but, continued playing to keep the stance.



2.

Right hand.  melody, emotion, but supress.
Left hand.  (try to) always 3/4 slow, calm.



1. and 2.
I didn't notice that the start portion of the recording is .......  
the recording-conversion system of my electric piano was broken.  
I'll record it again maybe.





I have practiced it but I once gave up recording.  
Today I reached the end.
I wanted to play it as if I drive a car easily or I ride in a carriage and enjoy the landscape.

The scales in this 3rd are low to high sound, while the scales in the 1st are high to low sounds.



大人になってピアノを習っていた時、
弾いたことが無いなら弾きましょうということで、弾いてみた。
今回、弾きなおして、2楽章は好きなのでまず録音した。
1楽章と3楽章は得意ではないので、ずっと練習していた。
コード、スケール、音間隔をメモしたり、
指使いを変えたり、
メトロノームをかけたり、
リズムパターンをかけたり、
裏打ちしてみたり。
ピアノの音だとハマらなかったので、ハープシコードに変えてみた。
1楽章が録れても、3楽章はうまくいかなかったので放置していた。