ほんとうに褒められたものでは無い。
子供の頃の先生と、大人になってからかなり長くお世話になった先生は、寛容だった。「変わった指使いね」「こっちの方がいいんじゃない」とか。
大人になって習ってみた先生の中には、「最初に弾いたときと指使いが違う!!」「何でそんな間違えそうな指使いをしてるの!?」「一度は楽譜に書いてある通りに弾いて!!」「これはこれで弾いて!!(書き書き……)」というような方々もいた。たぶん、いい音大に行って留学してとか厳しい状況で演奏されて来た方々だからだと思う。そういう先生にはすぐに習うのをやめた。勉強になることも有ったけど。
最近、気付いたことには。
1. 楽譜に書いてある指使いが、実は目に入っていて、転んでしまう。
原典版でも書いてあるから、従わないといけないのか、よくわからないんだけども。
自分はそれを見ていないはずなんだけど、数字が実は視界に入っていて、脳みそで処理されて、転んだりする、ようで。
数字を鉛筆で黒く塗りつぶしてみた。
先生が書いたものも、実は自分の手には合わないと思ったから、消せるものは消して、消せないものは塗りつぶした。
2. いい指使いを見つけて、それで弾いた方がいい。
まぁ、あの先生方が言いたかったのは、そういうことなんだろうけど……。
ジャズの先生に習ったときに、アドリブは、大抵は有名なピアニストの真似から入るんだけど、「自分の上手くいったものを再現できる」ようにするのがいいと言っていた。(アドリブは結局出来ず)
上手く弾ける時と弾けない時があると思ったときに、それを思い出して、上手く弾けたときはどうやったのか思い出してみたり。
和音、旋律、拍の関係で、これがいいのかもなぁと書いてみたり。